熟年夫婦でも通訳化する子供は面倒くさくなる
①いきなり帰ってきた父上
②帰ってきたら父と母の戦いが勃発していた
③それでも、結婚して子供が見たいと言ってのける両親
①いきなり帰ってきた父上
自分の父は幼い頃から仕事で家を留守にしていた人だ。とは言ってもロクでもない人という訳ではなく生活費だけはちゃんと入れていた。
普段は真面目で酒をこよなく愛する人なのだが、母親に対しては結構きついことをしていたんだと思う。母親に対してだけは辛らつな言葉や浮気してんじゃないか?とずっと疑っていたらしい。
父のほうも仕事が定年になった翌日に俺田舎に帰って暮らすんだ!と言って田舎に帰ったほどだ。
母からしたら、家のローンどうすんだ?(月額だけ払う額は残した)という話だけど、田舎に帰ってきたら家にお金を入れることなく田舎生活をしていたのだ。
自分自身、家族としてもこんな環境だから家族で旅行をしたこととかもない。
むしろ、集団で旅行とかそういうのはほんとに嫌いな人種だ。
一人でノープランで旅行は好きだけど、職場の旅行だとか皆で行く旅行なんて大嫌いなのが自分自身だったりする。
家族で墓参りをしても自分だけは原付で墓に行ったり、電車で行ったりしていたのだ。
父の田舎も小学生で一人で行ってたくらいなので集団で行くっていうのは苦手だったりする。
話は逸れてしまったが祖母がなくなったので父は急に地元に帰ると言ったのだ。
喪主として、色々大変だったのだろうけど当時はわずかな祖母の遺産の面倒やこれからどうするか?を父の兄弟で色々揉めていたらしい。
母親からしたら、誰にも相談せずいきなり帰るというのなら遺産の整理とか祖母の家を売るのか等をどうするんだ?と怒りムキムキだった。
父親も長年のすれ違いから母親が浮気しているとか男を作っているとか母を束縛する言動が激しくなる。
母親から口裏合わせもやったし、父からもアリバイ探しではないけどいろいろ訊かれた。
正直、もう夫婦でなくてもいいだろうなんて思ってしまった。
それでも世間体や家の権利が欲しいから離婚はしないという。
本当に面倒くさいと思うのは自分だけだろうか?
②帰ってきたら父と母の戦いが勃発していた。
父が地元に帰ったら荷物荷物のオンパレード。
荷物によってはブックオフで売ったり、粗大ゴミで処分できたんじゃないか?というモノもある。4畳半の部屋が父の荷物で物置化した。そして、使わないバイクに乗りたいが為に保険に入り、さらに車も持ってきて駐車場の契約は色々文句を言って契約していない始末。
母はそういう父にブチ切れて戦争が勃発したのだ。生活費をいくら入れるかという話し合いでも父はなんで俺だけこの額を入れなきゃいけないんだ?まあ、大丈夫かと言うが現実問題お金を家に入れてない。
父からしたら、母が夜中遊んだりとか友達と飲むことが浮気だと勘違いしておりそれが許せないと言えば母は父が家に対して何もしないでトラブルを持ち込むが許せないという。
なので、何か問題があれば自分が両者の間に入って通訳をする家族内ミッションが課されることになった。
夫婦で感情的になってしまえば、もう会話が成立しない。
父から俺は一生懸命にやっているのに認めてくれない、話が全部俺が俺がになるし母からしたら飯も父の荷物の整理も自分や子供がやっているのにお前はありがとうやごめんの一言もないのか?間に入る自分としてはこんなでは話が通じる訳ないじゃんと思う。
お互い許してしまえばそんなに揉めないのにって思うけど、すれ違った時間は理解しようとする時間を奪ってしまったかのようになる。
けど、年が経てばそういうこともできなくなるんだと思うんだろうな、って感じる。
結構、両親の不仲やすれ違いは心理的にストレスが溜まるものだ。
③それでも、結婚して子供が見たいと言ってのける両親
そんな両親でも家族内で唯一の独身者である自分に早く結婚して、子供を作れという。
自分からしたら何でこんな面倒くさいことをしなければいけないのか?と思う。
自分は悲観的な性格で他人との関わりが面倒くさいと感じる人間なので家と家の形式的な繋がりや他人と同じ家で暮らすのは疲れてしまうだろうと感じる人間だ。
他人に対しては自分にとってどんな変化を起こすんだろう?という対象でなく、長く付き合いたいならお互いに最初は打算的な関係でいたいと望む人間でもあるし、子供というのが自分は臆病な性格なのでリスク以外の何者でもないのだ。
セックスしたいなら店でお金を払えばできるし、お互いの利害の一致の為にその時間位はお互いの利益の為に頑張るし、何よりも結婚して妻が浮気して、とか疑うのが馬鹿馬鹿しいと思うのだ。
世間では幼い頃から親と仲が悪い人間もいて、結婚が嫌なものだと思っている人間が一定数いることを頭の片隅に入れて欲しい。
夫婦脳―夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか (新潮文庫)
- 作者: 黒川伊保子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/11/29
- メディア: 文庫
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (12件) を見る