底辺高校出身の自分が思う底辺高校ライフを振り返ってみる
自分は現在底辺で低スペック社会人をやっているが先日同じ高校出身の友達とご飯を食べることがありました。
くだらない底辺高校時代が意外と面白かったということですね。
1.底辺高校とは?
Wikipediaだと教育困難校というが底辺高校は一言で言うならば地域の頭が悪い奴や問題児が集まった高校のことだ。
地域一番の低偏差値高校や筆記試験をやらないところ等がわかりやすいと思う。
神奈川県ならクリエイティブスクールという学校が該当しやすいと思う。
自分がいた頃の底辺高校は進学校だろうと同じ入学テストをやっていたがクリエイティブスクールは作文とか面接でオッケーなので時代は変わったんだな、と感じた。
2.底辺高校の生徒と教師
底辺高校に入学してしまったけど、生徒ってどんな人が多いの?ということですが
まずいるのは
①非行や暴力やカツアゲ等当たり前の典型的な不良タイプ
地域の各中学校の典型的な悪い生徒のパターン。みてくれも怖いし、なかなか性格もイカれてるし大人=敵みたいな雰囲気もあるタイプですがとことん悪い奴は夏休みを迎える前に退学するのが一般的だろう。
義務教育ではないので彼ら自身が形だけでも律しなければまずはやめるタイプ。
自分は絡まれたりもしたが仲間とか面白いって認めてくれると意外といい奴だったりもする(家庭事情で同情する人もなかにはいる)
②高校デビューしちゃった人
中学校までは頭が悪くて地味な人が高校に行くと見事までにギャルにチェンジやオラオラファッションに身を包む人が現れます。
中には①みたいなタイプとつるんだり、影響を受けてしまうけど、肝が試される場面では本来の地味キャラが出てしまう人達。
それでも①よりかは常識はあるので話しかければ意外と楽しかったりもする。
高校からバイトができるのでそのお金でメイクしたり、趣味のものを買ったりと底辺高校の学校内だとストレスを感じるかもしんないけどプライベートは楽しめる、というタイプだったりする。底辺高校の修羅場生活が世界の全てと思うタイプなので他校の友達には愚痴や武勇伝を話すタイプでもある。
③地味で無気力で低偏差値で真面目系
とりあえず眠い、ダルいが口癖の人達。
真面目に授業も受けるし出席率は高いし、底辺高校は授業に出る、ノートを取るのが大事な底辺高校では平均より高い成績が取れる。
中学では低い成績が狭い世界ではあるが底辺高校では成績上位に入るタイプ。
しかし、意思が弱いのか流れていくタイプで場では意見を言わないで終わった後に文句を言うタイプでもある。
それでも言うことを聞いてくれるので教師としてはやりやすいのかなぁと。
たぶん、学校終わった後は真っ直ぐに遊びに行くタイプだし遊ぶ時は逆にハジケ具合がイカれてる人もいる。
④とにかく盛り上がることが大好きなうるせぇ奴
不良ではないけど、とにかくうるさい。声でかいし、授業妨害もするけど授業にサボる訳でもなくてうまいバランスでちゃんと進級や進学もできるタイプ。
自分の話をとことんするか、面白いことに敏感なタイプなのでよくも悪くもムードメーカーだったりする。事実、彼らを仲間にすると結構面白いことが起こるのでいい距離感で付き合うと面白いかもしんない。
⑤意識高い系
これは健康的な理由で底辺高校に行くしかなかった、第一志望落ちたから底辺高校に来てしまったパターン。
面白くていい奴かとことん君みたいな低脳と関わりたくないんだよ?というオーラを放つ。
文化祭でも頭を取る人もいればとことん自分のみのことしかやらないタイプもいるし、底辺高校に染まって堕ちるパターンもあるので結構危ないタイプだと思う。入らなきゃよかったのに…が一番当てはまる人だと思います。
次に底辺高校にいる教師を紹介していきたいと思います。
⑥とにかくサラリーマン教師
俗に言うハズレを引いてしまったので害はないけど生徒並みに無気力。ただ、大人として社会人として割りきることができるだけの教師。
早く底辺高校を抜け出したいから異動届も出してるだろう。
しかし、底辺高校は部活が盛んじゃないから夏休み冬休みは部活の顧問をやる教師より楽なところがある。
教師によっては退学者を出させたくないという考え方もいれば退学者をバンバン出しても何も思わない(害虫消えてせいせいするわって言う奴もいる)教師もいるので、無難に付き合えば普通の教師なのかもしんない。
⑦強面で厳ついタイプ
底辺高校生徒が一番怖いタイプである教師、①、②、④の生徒を見かけで制したり、口で制したりするタイプ。体育の教師が多いのも特徴で①、②、④のタイプの生徒を体育の授業で教師も一緒にやる名目でしごいていました。例えばサッカーが上手い不良の生徒なら日本代表の長友ばりのマンマークで潰したり、テニスが好きなチャラ男系粋がってる生徒には左右に走らせてへばらせたりとあくまで授業内の制裁が多かったしとりあえず実力や見かけで相手を黙らせるに特化した人だった。
体育ならまだ体動かせるし底辺高校だからそんなに技術のことを言わないから良かったけど、体育以外の先生の強面系の場合はその授業の教室は静かに淡々と授業が行われていくパターンでした。
⑧環境を楽しむ教師
ノリもいいし、底辺高校生徒の早く授業終わらせようぜオーラを感知して生徒の気持ちを配慮して自分も楽しむタイプ。
自分の副担任は授業もかけ算レベルから始めてくれて、終わり間際の10分はうるさくしないという条件で授業を早めに終わらせては生徒からジャンプやマガジンを借りて読んだりしたほどだし、自分が二年にいたときの日本史の先生は生徒を謹慎させるのが好きな底辺高校ならではの楽しみ方をする先生だったり、世界史の授業の先生は生徒が妊娠した話をすれば授業よりも大事なもんがある!と授業を中止してまでその生徒の話を聞いたりと個性的だった。
普通に授業しても聞いてくれないし、やってくれないなら仕事の範囲内で自分のやりたいことをやってしまえ、というタイプなんだろうなぁと。
結構面白い人達だし、いい先生もいたので彼らのおかげで楽しかったですね。
3.底辺高校出身の進路
大半は就職が多くて、若さを生かして水商売に行く人もいたし、土方系もいたし、工場や会社の事務とかもいたので新卒で就職する分には意外と就職率高い気がしたし、長く勤めればそれなりの給料が貰えるから世の中捨てたものじゃない、と思えるけどきついのは新卒のカードをなくした人や大学や専門学校に行ってからの就職をする人が地味に大変だと思う。
専門や大学行ったからって理想の職場に就くわけでもないし、高卒の人より1年から6年の差は結構デカイです。
なので手に職あったほうがいのかなぁと。
底辺高校だからって卑下するのももったいないので、楽しめることは思いきり楽しんでやりましょう。